晴れたり曇ったりの空模様だけど、梅の花を見に夫と出かけた。
少し早いだろうなぁと思ったけど夫が次に休めるのはいつになるか解らないので「行ける時に行きましょ行きましょ」ってなワケで。
行き先は梅園の中にセットされたこたつに入ってヌクヌク梅見物が出来るという噂の「大阪府立花の文化園」。花の文化園前に「奥河内くろまろの郷」という道の駅が出来ていてJAの農産物直売所の野菜や果物、お花などを求める人たちだろうか、途中の道は混んでいた。
やっぱり梅の花はまだ五分咲きというところかな。それでもかすかに鼻をくすぐる梅の香りの生アロマにときめく。
「あれ?おこたあれへんやん」
「ほんまや、昨日の晩雨降ったからしもてる(片付けている)んちゃう?」
「せやなぁ、今日もちょっと降るゆうてたし、布団濡れたらえらいこっちゃやしなぁ」
「そのたんび(度)にしもたり出したりしてられへんわな、そら」
「ただでさえ人手不足な世の中やもんなぁ」
「ほんまやわ、知らんけど」
残念ながらこたつに入りながら梅を愛でる事は出来なかったけど、梅の木には梅にまつわる短歌が書かれた短冊があしらわれていた。柿本人麻呂などの超有名どころから古の時代の詠み人知らずや、園で大募集している現代人の短歌まで、結構楽しめた。
何と言っても梅の木に付けられている名前の風雅な事。名は体を表すと言うけど、その名を見ながら梅の花を見つめていると「もうそれ以外ないやん」と思えるし、上手い事つけはったなぁと感心する(ほとんど忘れちゃってますが)。
ちょっと風も出てきて少し寒くなったので大温室へ。
この時期は派手色はなく逆にグリーンの濃淡や多肉植物やサボテンたちの飄々とした愛らしい姿に和まされる。
冬の植物園は人も少ないし色が少なくて華に欠けるけど私は好きかも。何か色や数にごまかされない凛々しさがある。何も咲いていない様に見えるガーデンでも土の中にはあんなのやこんなのが芽吹きを待っているはずだし。いつ行ってもお手入れされていて職員さんボランティアさんの手を感じます。
家に帰ってから花の文化園で貰ったパンフレットを見てみたら…。
「ウメコタ」 こたつに入ってヌクヌク梅見物は、
何と 2月14日からだった(笑)。