迂闊にも程がある

迂闊なおばさんの悲喜こもごも

この場にいられた事に

 

古民家に住む友人宅へ行く。

今日は友人の大学の後輩さんが主宰する「アーユルヴェーダ セルフマッサージオイルの作り方」というワークショップに参加するために。

アーユルヴェーダとは何ぞや?と関心のある方はどうぞ検索してくださいませ(丸投げ)。

 

過去(40代)にヨガレッスンに熱心に通っていた事があって(たまたまとある場所で出会った先生(女性)に惹かれて)、その先生のレッスンは実はヨガ講師を養成するレッスンだった(と知ったのは通い始めてから2カ月くらい経ってから)。片道1時間半近くかかるし仕事もしていた(前職)ので週1回ペースだったけど、ヨガリトリートや認定試験合宿に参加したりしている内に全米ヨガアライアンス200というものを取得していた。一時期仕事と並行してヨガレッスンをしていた事もあったりなんかする(母が亡くなった後、父の遠距離介護でそれどころではなくなりフェードアウト。自分もあまり自信も持てなかったので)。

 

今日のワークショップに参加しながら20年近く前の出来事が思い出される。「あぁ、続けていれば良かったぁ」という後悔は一切ないけれど(あの時自分が最優先するべき事を選んだから)、今の自分がまたこの様な場にいるんだなってという事実を俯瞰で見ている感じ(そんな感じ)。

アーユルヴェーダはよりよく生きるための智慧としてのひとつの方法として興味深いし、取り入れられるところは取り入れていきたい。

 

今日は講習の内容に加えて参加者の横顔の奥行きの深さに引き込まれた。

表向きの肩書以外にご自身が関心を持っている事、やっていきたい事があって、しかもそれを人にちゃんと話せる。聞いている内に私の悪い癖でコンプレックスがむくむくしてくるんだけど、「ちゃうちゃう!」と真面目な私は心の中できっちり打ち消す(笑)。

コンプレックスを抱えてるか何か知らんけど卑屈にならんでいいやん。

 

私はただのおばさんで何もかも中途半端なままだし、自己紹介で人に熱を持って話せたりする様な何かを持っているワケではないんだけど、それでもこういう場所の情報をキャッチして、ちゃんとこの場にいる、という事実がすべてなのかも(言い切らない笑)。

 

友人が作ってくれた昼食。手前は鹿肉のお刺身で初めて食べた。
その前のギンガムチェックの瓶は持ち帰り用のオイル。

 

山羊の乳のチーズと、普通なら捨てられる何とか(失念失礼)ベリーのジャム。

 

食事って頭で食べるものじゃないけど、ひとつひとつの食材の出所が解っていて、友人がいつもサラッと説明してくれる。

料理を通して、食材について味付けについて、日本の食料自給率の危うさについて、囲む食卓から話題はリンクリンクする。それでもややこしい話題はちゃんとスキップする。

大人の所作ですかね。

 

「このお昼ご飯目当てで参加したい」

という人がいた。

 

正直で好き。

 

この後、父の所へ機嫌良く?行って来ました。