昨日、久しぶりに夫と出掛けた。
とある場所での小さなイベント&マルシェ。
テーマは人・農・食・緑がつながるマーケット。
そのイベントであの友人がトークショーをするというので参加してきた。
先日のブログにも書いた通り、稲刈りの後ひとり勝手に気落ちしていたけれど一筋の光が差し込んできた。
私の好きな事でわくわく出来る事。
あった。
そう、それは15年前までやっていた事。
とっくの昔に諦めて(きたつもり)もう、無理なのだと思っていた事。
そんな時に彼女のトークショーを聞く事が出来て良かった、大いに良かった。
トークは彼女のこれまでの活動をパワーポイントの画像を交えて紹介していくというもの。キラキラした彼女の表情に加えてさすがのトークスキルというか大阪のおばちゃんパワー全開で(※彼女は整った顔立ちのハンサムウーマンです)面白い!
今まで折に触れ彼女の活動の話は聞いていたし、ところどころ参加もしてきたけど、
彼女の一番の強みは本気で面白がれる事。
彼女が見ている方向はずっとブレていなかった事。
何と言っても人と繋がることの出来るぶっとい肝っ玉(言い方)。
て、友人の自慢ばっかりしていてもね。
で、私の次のドアの事。
今の仕事の前に私は紙媒体の編集・デザインの仕事をしていた。初めは原稿や版下を手書き入稿していた(古い話で恐縮です)のを、デジタル化が進みMacによるDTPでデータ入稿する様になっていた。Adobeのillustrator・Photoshopを駆使して、カタログ・チラシ・ポスター・レシピ本・冊子・商品パッケージデザイン・名刺などありとあらゆる紙媒体を作る仕事をしていた(非営利団体の機関誌の取材・記事書き・編集・データ作成も。これは苦手分野だったけど苦笑)。
この仕事は私のライフワークだと信じていたけど、あの頃不況のあおりを受けクライアントからの仕事が激減し収入も大激減(フリーランス)。以前にも一度書いた事があるが、この頃夫の仕事も立ちいかなくなっており、わが家の経済状態は…嗚呼、皆まで言うまい。
子どもの学費もあるし食べていかねばならないので、まったく畑違いの今の業界に転職。今でこそ月に半分の出勤でゆとりがあるけど、当時は慣れない仕事のフルタイムに加えて父の遠距離介護も始まり、落ち武者の様に瘦せさらばえていたな(笑)。
しなければいけない事(生活していくために稼ぐこと)に気を取られ過ぎていた。
見ない様に、触れない様に。自分の肝のトコ刺激しない様に。
シニアの生き方 とか 豊かに過ごす時間とか・・・
アホみたいにキーボード打ちまくった事もあったけど答えはそこにはなかった。
当たり前だ、そんなもん。
私が好きで出来る事。
お金になるとかそんなんして何になるとか、
そんなの誰に対する言い訳やったんやろ?
私はもう一度何かを作りたい。
もう一度あの大好きな事をしたい。
とっくに諦めていたつもりだったけど、潜在意識的に諦めきれていなかったんだ。
それが仕事になるとかお金になるとか度外視でやってみたい。
ただ、15年務めた今の職場を契約期間中に辞めるなんて事は真面目な(笑)私には出来ないので来年5月の契約更新で次の更新をしないと決めている(これは次のドアとは関係なく決めていた事だけど)。65歳になったら年金も満額頂けるし(まだ先だけど)。
あっ、低年金を補う程度の何らかのパート仕事はするつもりなので、安心して(誰に言う?)。
●新しいMacを購入(来年まとまったアレが入りそうなのでその時に)。
●次女のレクチャーを受けながらadobeのサブスクをインストール(今はCDなどのメディアではなくネットからのダウンロードなのだ←ここでしくじる予感(笑)。
●環境が調ったらとにかく触り倒して何かを作ってみる。頼まれてもいないけど友人がやっていることの広報物を作ってみたり。
と、今のところはここまで。
急いては事を仕損じる→今までこれで何度頭を打ったか。
昨日次女に私の思いを伝えてみた(次女も東京のデザイン会社でグラフィックデザイナーとして働いている)。illustratorに関しては基本操作はそんなに大きく変わらないので15年のブランクはすぐに取り戻せると言ってくれた。
「もう決めたのなら私は大応援するよ!」とも(感涙)。
すぐにどうせ私なんか…と逃げていたし、いやらしい話すぐにお金の事とか考えてしまって(過去の経済危機のトラウマ)…。
でも、万一上手くいかなくても、あろうことか飽きてしまったり(笑)したとて、命まで取られる事はない。少なくともパソコンを使っていく人生は続くだろうし。
ときめく事をわが身にも(笑)。
斉藤和義氏も今歌っている。
Not too late まだ間に合う
Not too late 少し遠回りしただけさ
「泣いてたまるか」