私的3連休の初日かつ天気が良いという事で出掛けて来た。
~藤田嗣治 心の旅路をたどるー手紙と手しごとを手がかりに~
1月22日のブログに「近いうちに行ってみよう」と記しながらやっと実現。
読者登録しているブロガーさんの記事を読んでいなければもっと先送りしていたかも知れないけど、藤田嗣治画伯の展示は明日まで。もう今日しかないでしょ。
yahoo乗換案内で最安のルートを選ぶ。他の最速ルートよりも120円安いだけだけど。それが時間の無駄使いをする原因となってしまった。
JR山崎駅着のルートではなく阪急大山崎駅着を選んだのだけど、大阪駅及び梅田でちと迷ってしまい、乗る予定だった阪急の京都河原町行きに乗り遅れた。次は20分後。たった120円をケチった田舎者のおばさんの成れの果てである(そこまで言わいでも)。
ただ、その待ち時間20分の間に残額ギリだったICOCAのチャージも出来たしおトイレも行けた。何事もエエ様に考えねばならぬ。
それでも阪急よりもJRの駅の方が美術館に近いというおまけが付いてきた事は記しておく(エラそうに)。
13:00ジャストに阪急大山崎駅に到着。ひとりなので途中のおしゃれなお店を横目で見つつも美術館へと急ぐ。もうワクワクしてしまって気が逸っちゃってるのだ。
噂通りの急な坂道を上がって行く。ワクワクを通り越して胸のドキドキと息が・・・。
途中道が二手に分かれていて左は秀吉の天下分け目の天王山山頂へ。右が美術館。
これは真夏だときっついなぁと思いながら、ふと前を見ると80代とおぼしきおしゃれなマダムが杖をついて上がっておられるではないか。
もぉ~、レオナール藤田ったらさすがね、そうまでしてあなたの世界に触れようとしている方がいらっしゃる。私もこの程度の坂で息ハァハァしてる場合ちゃう。
ありがとう杖のマダム。後で美術館の館内でマダムを見かけた時嬉しかったなぁ。
今回は展示が藤田嗣治画伯であり三連休の中日でお天気が良いという好条件のせいか、入館は並んだ(と言っても15人くらい)。でも、2時間ほど鑑賞して外へ出たら何と長蛇の列が出来ていた。
今回の展示はタイトル通り藤田画伯の「人となり」にほんの少し触れる事ができる内容でとても好きな感覚というか(語彙)興味深かった。乳白色をベースとした油彩は有名だしもちろん感動モノ。私は今回の展示で何が好きってフランク・シャーマン氏に宛てた絵手紙のポップでコミカルなチャーミングっぷり。全然古さを感じない。
そして
戦争はやっぱりダメだ。
ここの美術館にはコロナ前からずっと行きたかったのに今頃になった。
貴重な文化財としての建物にも興味があったし、大正末期~昭和初期に建てられた英国風のレトロな建物と安藤忠雄氏による新しい建造物がどの様に相まって存在しているのかも見てみたかった。
朝日麦酒株式会社初代社長・山本為三郎氏は「民藝運動」にも理解が深く手厚い支援をしていた。朽ち果てていた山荘を今の様に蘇らせて頂いて心から尊敬を。
ありがとうございます。
むつかしい事はよくわからないけど「品のあるお金の使い方」と思う。
庭園もステキ。ちょうど池を洗う作業をされていた。足立美術館の庭園も素晴らしかったけど私はこの山荘美術館の素朴でシンプルな庭が好きかな。
昼食をとっていなかったけどあんまりお腹空いてないのも不思議。駅前におしゃれなカフェがあったけどひとりだし満席だったのでパス。お腹は空いてなかったけど喉がカラカラ。
JR駅前のデイリーヤマザキにて休憩(笑)。
藤田画伯は生活の芸術家でもあったんですね。自分の住まいを自分の好きな感覚や物にする、それもしかも自分の手で作る。藤田画伯って本当にマメな人だったんだ。
真似は出来ないけど、暮らしを彩るという事に関しては私たちだってそれなりにやっているし、これからも出来る事だと思う。
いいわぁ。
最高の三連休初日に感謝。