迂闊にも程がある

迂闊なおばさんの悲喜こもごも

晩年

 

私的三連休の最終日。

この三連休は誰のためでもない自分の休み時間を過ごした。

 

一昨日は記事にもした大山崎山荘美術館で心の滋養たっぷりの時間を。

今日は晴れたり曇ったりのはっきりしないお天気。それでも昨日みたいに一日中雨が降り続いた日の後じゃ束の間の晴れ間も嬉しくってありがたい。

ちょっと勇み足かも知れないけどホットカーペットを片付け、上に敷いていた2畳サイズのラグとキッチンのインド綿のマット達も洗濯したものだから「もっと陽射しを!」などとわかりづらい洒落を呟きつつ(寒)、陽が当たる場所を求めてラグ民族の大移動を繰り返していた。

 

昨日は見事に一日中雨のお陰で一昨日大山崎山荘美術館ミュージアムショップで購入した「藤田嗣治 手しごとの家」林洋子著 集英社新書をゆっくりと読むことが出来た。

 

この一見、気軽で華やかに思える本の隠しテーマは「遺品」です。藤田嗣治が遺した「もの」について書きました。(略)本書では、もはや歴史上の公人となった創造者・藤田嗣治の画家以外の活動領域を示す「手の痕跡」が感じられるものに絞りました。(略)この世に存在するものはすべて誰かの遺品か、未来の遺品だと思うと、また日々の生活が違って見える気がします。君代夫人が最後まで手元に置いた藤田の遺品ー日記と手帳が公的な文化資源として、しかるべき組織で保管され、そしていずれ公開されるよう、微力ながら今後とも力を添えていきたいと思います。

藤田嗣治 手しごとの家」あとがきより引用

        

私たちはとても貴重なものを見せて頂いたんだ。

 

晩年の過ごし方・・・。

40代の半ば頃、当時の友人から格安で譲り受けた写真集がある。何と別の人からも同じものを頂いた。

 

 

保存用と鑑賞用として1冊ずつ。大事にしている。

 

「あなたこんな感じ好きでしょ」と。

 

購読しているブロガーさんがこの方の名前をタイトルにあげていらして本当にドキッとした。

 

キャサリン・ヘプバーン

 

また、書きます。

 

いつも目にするところへ