迂闊にも程がある

迂闊なおばさんの悲喜こもごも

それでも空を見る

 

朝夕が涼しい。

手の平を返す様な豹変ぶりの昨今の秋めき感だったけれど、今日は少しだけ暑さが戻って来た。と言っても31℃。それでもアノ35℃越えのついこの間までの事を思えば肌感が違う。

 

しかも毎日晴天続きで夕焼けがめちゃくちゃ綺麗。

今週は忘れる位に久しぶりの週5勤務。月・火・水の3連勤と金・土の2連勤。(月の半分しか働いていないのにシフトをもう少し満遍なく散らしてくれても良かろうものを)。

 

仕事帰りに夕焼けとは反対の東方向に車を走らせていると、「ALWAYS 三丁目の夕日」ばりの光景が展開される。家々の壁や窓が茜色になっていて、電線なんかビーズネックレスみたいにキラキラしている。

どこかに車を停めて歩道橋に上がって夕焼けの写真を撮っていた10数年前の事をふと思い出す。今でもソノ気持ちはあるのにカラダがめんどくさがっている。

 

それでも信号待ち中に

 

仕事帰りの車内は私のとんでもない暴言やため息で充満している。もし事故とかしちゃってドライブレコーダーの音声を再生されたら(表向きの)私は終わりだ(笑)。

 

今日、アマプラで「あまろっく」を観た。

大阪弁(尼崎は兵庫県だけど)がネイティブの人たちばかりで演じられていたのでひっかかりなく観られた。

江口のり子演じる主人公がいい。

地頭良くて(京大出)分析力もあるエリートなんだけど、クソ真面目で自分の正義を人にも押し付けちゃうタイプ? でもちゃんと過去の自分の事も振り返られる心のスペースみたいなものを持っている人でもあるんだけど。

 

「私、人間力ないんですよね」という言葉を私のどこかに置いてくれる。

 

 

今日、私が隣との境界に伸びていた芙蓉?を引こうと手を伸ばしていたら、お隣のお家に来てくれていたシルバー人材の植木屋さんが「切りましょか?」と声を掛けてくれる。

 

「すいませ~ん、手ぇ伸ばしてもどうしても手が届かなくて」

「大丈夫です、切りますねぇ」

「あぁ、ありがとうございます」

「花がひとつ咲いてるけど、取っときましょか?」

「あ・・・いえ・・・え・・・いいです」

 

がんばって手を伸ばしても届かない歯がゆい存在だった芙蓉。何か痒かった背中を掻いてくれたみたいな。去年も同じ事言ってくださってたなぁって思い出した。

咲いていた花まで気にかけてくださったのに、その時は何か恥ずかしかったし花を頂くためにお手間をかけると思ってつい「あ・・・捨ててください・・・」って言ったけど、瓶に挿して飾っても良かったかな、今思えば。

 

いいお仕事しはるな。