迂闊にも程がある

迂闊なおばさんの悲喜こもごも

樹のみちを歩いて再生に出会う

 

最高にいいお天気。干した洗濯物も気持ちよさそう。

花粉症が今ピークを迎えつつあるのでお布団を干すのは断念。掛布団と毛布をエイヤァーッとめくって窓からの陽射しをベッドに当てる。

モフモフのハンディモップであらゆるところを掃く?拭く?していく。もうお天気がいいだけでルンルンだ。そう言えば「ルンルンを買ってお家へ帰ろう(林真理子のデビュー作)」は画期的に面白かったな。

makitaのコードレスで掃除した後は長い方のクイックルワイパーに固く絞った雑巾を装着して床を拭き上げる。おトイレだけは専用雑巾を付けて拭き上げる。

 

お昼ご飯を食べてから「大泉緑地」へ出掛ける。

本当はお弁当を持って行きたかったんだけど、孫がまだ2~3歳の頃に同居していた時期があって私の長女(孫の母親)と孫とでお弁当をテーブルのあるベンチで食べていた時、カラスがサササァ~ッと急に現れてお弁当のおかずをかっさらっていくという恐怖に見舞われたのだ。本当に一瞬の出来事で3人とも😱。テーブルの上のお弁当はひっくり返るし。楽しいアウトドアランチは台無し。私はとにかく孫に後々の恐怖感を与えない様にと「あの子たち(カラス)も生きるために必死なんよ」とか何とか言ったりしてた(浅)。

孫はその後遊んでいる最中も家に帰ってからも「鳥さん、ひゅ~っと来たなぁ」「おべんと持ってったなぁ」と何度も言ってた。よっぽどのインパクトだったのだろう。そりゃそうだ、63歳の私だって未だに鮮明に覚えてるんだから。でもね孫のその「ひゅ~っと」の言い方が可愛いすぎた。

そんな恐ろし気な事があったのでブロッコリーとツナのパスタをたらふく食べてから緑地へ向かう。

 

ここ大泉緑地は子どもたちが小さい頃は何度も遊んだ場所だけど、一昨年のロハスフェスタで訪れてから久しぶり。

事前に緑地のマップをプリントアウトしてこれまで知らなかった道を歩いてみた。

「樹のみち」という道を。

 

舗装されていない土の道の感触は足にやさしくてずぅ~っと歩いて行けそう。勾配も緩やかで息が上がる様な事もない。この道なら夫も苦しくならずに歩けそう。

 

少しだけ上がっていくとお山のてっぺんでした(低っ)

 

樹のみちを進んでいくと緑地内で一番大きな「大泉池」に出会う。とんでもなく美しい光景に出会った。枯れ蓮のモノトーンの世界。しばらく見つめるしかなかった。

 

 

 

蓮の花が咲いている様はさぞかしの美麗さだろう。その姿もぜひ味わいたい。きっとバズーカ砲の様なレンズを構えたカメラマンたちで一杯だろうし、ただ美しい光景を見たいという方々であふれる事だろう。それでこそ公園だ。

 

枯れ蓮の間を水鳥が行く。時々かわいいお尻をぴょこんと上に向けて水の中に突っ込んでいく。何か食べる物があったのね、良かった。飼われているワケではないって事ね。

※緑地内の生き物に餌をあげる事は当然禁止。

 

 

樹のみちを進んでいく。

この公園にはもう何度も来ていたのに、初めての驚きと新鮮さでココロはたっぷりと満たされていく。

 

 

2018年9月の台風21号が大阪を直撃し、この緑地内の樹々約800本が倒木した。5年後の今でも切り株状態のままの姿があちこちにある。何だか涙がこぼれてくる。

自然のする事は悪気もないけど、だから人はかなわなくて・・・。

 

よく見て見ると切り株から色んな木々が芽生えている。人が敢えて手を加えることなく自然のダイナミズムで再生していく姿を此処は私たちに伝えようとしている。それは手つかずの野生の地ではない人の知を以てする試みなんだろう。

 

自然はとてつもなくデカくて人の手を入れられるのはほんのちょっと。

それでもこの痛みの記憶と再生のエリアの樹のみちの足裏に感じるやわらかいこと、あったかいこと。倒木した木を粉砕したチップが敷かれているのだ。そこには人の智慧や気持ちがあると信じたい。それはこの緑地だけに限った事ではないでしょう。

 

ヒメオドリコ草とオオイヌノフグリ

プリントアウトしたマップを見ながら樹のみちを歩いてきたつもりなのに、途中でまったく方向を見失う。私が方向音痴という事をすっかり忘れて歩き回り過ぎた。途中で公園のメンテナンスをされているおっちゃん達に私が停めた駐車場の位置を教えて頂く。

みなさん、めっちゃやさしい^^

そんな方々がこの緑地を緑地たるものにしてくださっている。

おかげさまでいいお休み時間を過ごせました。

 

孫の試験終わる。次に会うのを楽しみにしてるよ。

 

晴れの休日に 

 

いいお天気。

夫も仕事でひとりの休日。時間に追われない時間を「時間に追われない時間なのだ」という事を意識せずに過ごしていたとて、アッと言う間に時間は過ぎる。

3週間ぶりに日曜朝イチのヨガに参加。自分のカラダに気付ける時間は気持ちいい。レッスンが終わってスタジオを出る時、先生が「お久しぶりでしたね」とおっしゃった。

 

先日夫の親戚に30個ほど新玉ネギを頂いた。さすがに夫婦ふたりだけでは消費しきれないので両隣にお裾分けするために伺う。両隣の奥さんは同い年で私よりもちょうど10歳年上のどちらも美人でステキな方。そのおひとりが慌てた様子で出て来られて「ごめんねぇ~、すぐに出て来れる格好してへんかったの~」とパジャマらしきものの上に毛玉だらけのカーディガンを着て出てこられた。何かそういうの好き。

 

長女が車で15~20分くらいの所に住んでいるのでおすそ分けしようかと昨日TELしたけど何か他の話になってしまったし(あるある)、土日は長女夫も居る事だし何かわざわざ訪ねて行ってまで新玉て…。孫がもうすぐ公立高校の受験を控えていて、何かとスッキリしてからいずれにしてもお祝いを兼ねて(夫の誕生日祝いも含む)集まりましょうという事になったのでもう楽しみ過ぎて新玉ねぎどころではありゃしない。

 

そんな事言ったら新玉ねぎの立場なくなるやん?てワケじゃないけど、昨年ダイエットの神が降りて来た時に散々作った「酢玉ねぎ」を作る事にした。そう言えば昨年も新玉ねぎを貰った事がきっかけでyoutubeで見たレシピで作った。時は繰り返す。平和な証拠。

 

①玉ねぎ(今回は4個)をスライスして塩少々を振りかけしばらく空気にさらす。少し水分が出てくるのでキッチンペーパーで押さえて吸い取る。

➁玉ねぎ4個に対して、酢300㎖、ハチミツ大さじ4。チャック式の袋に入れて混ぜ込む。私はこの後煮沸消毒したガラス瓶に移す。冷蔵庫で10日~2週間保存可能。

お酢は今回は余っていた穀物酢使用。米酢・黒酢りんご酢等何でもOK。

 

キッチンの出窓のチームリボベジの大根の花が咲いた(笑)。薄紫色。

 

左)3月4日のお姿 中)今日花咲く 右)大根の花のややアップ

 

中)写真の背景のまな板は少しでも解りやすい様に思ったけど、背が高すぎてあんまり意味なし、レフ版の役割も果たしていないし。右)のは中)の場所で撮ると逆光というか色がきれいに出ないのでわざわざ玄関の背景が白い所に持っていって撮るという周到さ(笑)。

時間があるってステキだ。

 

いつもは車で行っているスーパーまで歩いたりお天気の良い休日は尊い

この時期は毎年くるくる変わるお天気やアップダウンの激しい気温に翻弄される。

それもお彼岸までやね。暑さ寒さも彼岸までって言うもの。デイサービスの利用者さんと毎年繰り返される会話。私が職を離れても誰かが連綿と続けていく会話であって欲しいな。

 

だって本当にその通りだもの。昔の人って情報に惑わされることなく生活を生きるセンスがすごい。

ふと思い出して 昔、読んだ本を読み返してみる。

私は賢く生きられないけど身近な自然の不思議にいつまでも感動できる人でいたい。

 

 

今日もしっかり乾きました、ありがとう。

 

 

憧れの女性と年の重ね方

 

風が強い。

シャッター式ではない引き戸タイプのわが家の雨戸がガタガタと賑やかだ。

 

ヨガクラスの後、フィットネスクラブの退会手続きをする。2月いっぱいで辞めるつもりだったけど手続きの期間を迂闊にもやり過ごしてしまい今月いっぱいの退会となる。

辞める理由は楽しめなくなったから。仕事の都合で好きなレッスンに入れなかったりするし、ちょっとしたワークアウトやヨガならyoutubeでも十分出来る。70歳になったら月会費が格段に安くなるので後7年待とうかな(笑)。

 

今日は国際女性デー。シンボリックな存在としてのミモザを買おうかと思ったけどお高いし見ていると鼻がむずがゆくなるのでパス(ごめんなさい)。フレンチラベンダー2株とマーガレットアンジェリック1株を買って地植えする。マーガレットは多年草だし1株でもてんこ盛りになると書いてあったので期待感いっぱい。

ついでにエンドウ達のプランターにネギの根っこも植える。調べたらエンドウ豆のコンパニオンプランツはせり科のパセリなどがいいとあるけど、タマネギもいいとか書いてあったしネギ同士で似てるし良しとしよう。

もうすぐ庭に出るのも気分が上がる季節の到来(花粉は置いといて)。今は4~5個の野菜用プランターに夏野菜を育てるのが精一杯だけど、もう少し種類や数を増やせていけたらいいなぁ。ちょっとした野菜(ちょっとしたという基準が曖昧だけど)なら年中プチ自給する暮らしが理想。野菜たちの成長に一喜一憂して季節を愉しみたい。

 

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以前の記事にも書いた「The Private world of KATHARINE HEPBURN」が私のバイブル。

ukahodo.hatenablog.com

 

こんな風に年を重ねたいという理想形というか。私の様な庶民にはもちろん遠すぎる存在であることは間違いないんだけど、ミーハーな私はあのカジュアルな中にもスタイルのあるファッションのチョイスが大好き。

ハリウッド女優でオスカーも何度も手にしている大女優なのに、プライベートではタートルセーターにシャツを羽織って足元はスニーカーやワークブーツハイブランドもいっぱい着てこられただろうけど一周回ってのシンプルなカジュアルスタイル。本当にカッコいいし知的だ。

キャサリン・ヘプバーンは1907年生まれでハリウッドで活躍していた時期も随分と前の事。彼女の映画は正直「黄昏」くらいしか観ていない。それに「The Private World of KATHARINE HEPBURN」は洋書で当然英文なのですべてを読解しているわけでもなく、写真を見てため息をついているだけ。ただそれでは何かアレだしもう少し彼女の事を知りたくてすごく分厚い彼女の自伝まで買ったのだった(40代半ば頃)。今、本を取り出してみたら表紙も黄ばんでいる。この本は分厚く重すぎて疲れるけど女優としてのみならず、「自立した女性」のパイオニアとして、その生き方が尊敬されてきたことがよくわかる。

 

 

前述した写真集は彼女が80代の頃の物。キャサリン・ヘプバーンのシンプルシックなファッションも素敵だけど、庭仕事を愉しむ姿や好きなものに囲まれたインテリアの部屋。そして長い髪を巻くのにニュースペーパーをくるくると丸めた棒状の物を使っていたり自分のスタイルや価値観に合わせてカスタマイズされた小さな道具たちも素敵すぎる。手の甲なんてシミだらけなんだけど、そんな事を超越した健康的な美しさがある。

 

遠い遠い遠いけど憧れの女性。

そしてこんな風に年を重ねたい。

 

いつか記事にしようと昨年夏ごろに撮っていた写真。著作権に抵触しないかしら?

「The Private World of KATHARINE HEPBURN」Photographed by John Bryson より

 

ちょっとしたてんこ盛りな一日

お雛様の後ろに飾った桃の花が開いた♪

 

今週は3勤4休。

日月休み、火水勤務、木金休み、土勤務という理想的なシフト。

この間隔での週3日勤務が今の私の体力やメンタルを思うとちょうど良い塩梅である。5月に次年度の契約更新の面談がある。さてどうしようか。

 

今日のお天気は上々。NHKの朝イチで奈良県のお花がきれいなスポットを紹介していた。明日香村の橘寺の天井の花曼陀羅の絵・岡寺の水場に浮かべたダリア・吉野の桜。すべて行った事のある場所ばかりでおぉ~って声が出た。今日はお天気もいいしぶらりと行ってみようかと思ったけど、いかんせん今日は父上とのランチの日なのである。

 

父とのランチは鉄板の「王将」のつもりだったけど、前はよくトンカツ(父の過去の好物)行ってたなぁと思い出し父にも訊いてみた。???な返事だったけどトンカツに決定。しかしながらトンカツは多分9カ月ぶり。あれから入れ歯を作り直したりはしたけれども、93歳が入れ歯でトンカツを噛み切れるのか&飲み込みきれるのかという件が心配だったけど、横で介護福祉士の私が見守ってるんだからイケるという強気も無きにしもあらず。

それは杞憂に終わった。ロースではなく少しは柔らかいだろうとヒレカツにしたが、ガシッサクッガシガシサクッと父は果敢にヒレカツを攻めている。さすがに天津飯の時の様な小気味良いスピード感には劣るとはいえ見事なもんである。

 

ただ、いつもふわふわ千切りキャベツを残す。高齢者にはこちらの方が噛み切り辛く口に残るのかもね。私たちは繊維質を摂ろうと意識するが高齢者には繊維質は厄介な代物。まぁ父の場合は単なる好き嫌いかな。左手の麻痺があるので片手では豚汁のお汁は飲めても具が食べ辛そう。店員さんに「スプーン下さい」とお願いする。午後1時半客足も引いていて人目も少なくなっているし、スプーンでご飯と豚汁の具をすくって父の口元に運ぶ。父も抵抗もせずに口を開ける(こちらも思わず口が開く、あ~ん)。

あんなに綺麗好きな父の髭が少し伸びている。

次は髭剃りとシェービングフォームを持って行こうと心に誓う(笑)。

が、父が店内で大きなデカい声で「やっぱり王将がええな」と言った事は不問に付するにはちょっとアレだったけど(笑)。

 

父の筋力低下が著しい。最近いつ行ってもベッドに寝っ転がっている。ベッドに並んで座っている時でも後ろにコロンと転がってしまう程腹筋や背筋が弱い。これはもう随分前からの事だけど。ホームで毎週金曜日に椅子に座ってする体操がある。父は以前「椅子ヨガ」に参加していたが「あんなもん」と馬鹿にしてやめてしまっていた。

「このまま寝てばっかりやったら筋力弱るばっかりやねぇ。今日かて歩くのもふらふらやし、私もこれから外へ連れ出して一緒に歩ける自信がない」とはったりをかました。父は参加すると頷いてくれた。

父がもしも明日参加してくれたら(スタッフさんが教えてくれる)、わが子が初めて歩いた時の様に盛大に喜びたい。

 

スナップエンドウの筋を取る。爪先に残る青臭い匂いが好き。

 

今日は夫の誕生日。

ファミリーのグループラインは賑やか。東京の次女からプレゼントが届く。パートの帰りが18:00を過ぎるので、いつも18:00時以降の配達にしてくれている。長女はいつも直接訪問だけど今年はイトシの孫が受験だからどうかな?息子はラインにメッセージを送ってくれる、それでいいの。

 

夫は古希にリーチ。

カラダを大切にしてこの先もただただ無事に過ごしていこう、お互いに。

今後も今の絶妙な距離感をよろしく哀愁

 

 

晩御飯はストーブ調理のアクアパッツァ(風)。




囚われを手放す

 

暖房がなくても過ごせるあったかい一日。

花粉は気になるけど(部屋でもマスクしている(笑))家中の窓を開放。風はやや強い西風。一昨日みたいな冷たい北風と違って肌触りがやわらかい。

 

昨日今日と私は連休。

夫は仕事。この3月は年度末という事もあり、多分ほぼ休みはないだろうな。ほんと頭下がります。夫は今の仕事が好きで「天職や」と言っている。何ともうらやましい限り。私はいつ限界を迎えるか(こころの)定かでないので、夫よ体が続く限りがんばってくださいませ(頭が下がると言った舌の根も乾かぬうちに)。

今の職場に関しては色々と悩ましい事があり過ぎて、折に触れ夫には愚痴をこぼしたり話を聞いてもらっていた。経済的に余裕綽々であればいつでも辞められるけどそうも言ってられないのも現実。いつもそのはざ間で「辞める、辞めない」と悶々としつつも何だかんだ言ってもう14年半が過ぎた(長)。

 

夫が今まで言った事がない事を私に言った。

「辞めるのはいつでも辞められる。せやけど辞めるんやったらほんまに〇〇〇(私の名前)があかんようになる前に辞めや」

(え? 私が仕事辞めたら何かとアレちゃうの?)と言う言葉をグッと飲み込んだ。夫はあまり決め事を口にしない人で無言実行タイプ。私みたいな単細胞な人間にはちょっと解りづらいと言うか掴みにくいところがある。

その夫が「辞めや」と言う。

牡蠣食べ放題のバスツアーのバスの中だったけど何か泣けてきて(笑)。

まぁ、この後お腹がはちきれんばかりに牡蠣料理食べまくったけど(笑)。

 

何かホッとしたというか、肩の荷がちょっぴり軽くなったというか。待っていた言葉が予想していなかったシチュエーション(牡蠣食べ放題バスツアー車内)でポン!と出た驚きのせいもある。

正直嬉しかったっていうのが本音かな。

 

過去には自営の夫の仕事が上手くいかない時期があり、半年以上無収入に近い事もあったし、私の前職もクライアントの激減で収入も激減したり、今思い返してもよくぞ乗り切ったねぇと思うタイト過ぎる日々(預金もぶっ飛ぶ)。だから私たちには永遠に老後は訪れず(笑)、ず~っと働いて清貧に(ええ様に言うやん)生きていくのがデフォルトな人生だと思い込んでいた(それはそれで別に悪い事でもないけど)。

どこかで囚われていたんだなぁ。あの余裕のない経済状態のトラウマのせいか強迫観念というか。今は子どもたちも全員自活しているし心をすり減らしてまで働く時期はもう過ぎたんだ。

 

辞めるのはいつでも辞められる。

こんな簡単な事に今まで気づかなかったなんて、迂闊にも程がある。

 

まぁ、それでも退職金もないし低年金である事には変わりない。私は働く事自体は別に厭わないので、年金の不足分を補うために心と預金をすり減らさない程度に働いて(特に私)、子どもの教育費がかからなくなった時点でターボエンジン搭載して必死のパッチで(笑)貯めて来た積み立てもまだまだ続ける。そしてマネーリテラシーを持って必要以上の消費を控えて生きていくのだよ(特に夫 笑)。

 

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午前中に父に会いに行く。いつもの様におやつを持参。

3/1金にも行っていて、冷蔵庫にお土産(お饅頭12個)やその他おやつを一杯入れてあったのにスッカラカン。えっ⁉まだ三日しか経ってないのに?デスクの上に置いてあったどでかい蜂蜜も1/4くらい残っていたはずなのに空っぽ。部屋が異様に暑いにも関わらず(またエアコンの温度が32℃に設定されていた)背筋に一瞬寒気が走った。

色々と会話しようと試みるも目も合わそうとしない。あ、ダメ、イライラしてくる。

もうこうなったら伝家の宝刀を抜くしかない。

「次の私の休みに王将に食べにいこか?」

そこは聞こえるのか頷いた父(苦笑)。

 

お昼ご飯の時間になったので食堂まで送る。いつもの事だけど同じテーブルのマダムに手を挙げて「こんにちは!」と大きな声で挨拶する父。私はこころの中で(ほんと外面いいよねぇ~)と毒づく。

それでもまだ外面を保てているという事はまだある意味大丈夫って事かな。

 

父の耳元で「じゃ!木曜日に王将で!バイバイ」と大きな声で言ったら、

父が「そんな事大きい声で言うなよ、カッコ悪い」と言わんばかりの顔で私を見た(笑)。

 

ふふ、ざまぁみろ もとい ごめんあそばせ。

 

リボベジの大根、この違いは何?右は小松菜。

うすいえんどうの隣に越してきた「スナップえんどう」と申します。



こころの移ろいと共にお雛様

 

昨日は大阪でも雪が舞った。職場の休憩中に誰かの「あ!雪」との声に慌てて出入口まで走って写真を撮ろうと思ったのにささやかな風花は一瞬で消えてしまった。

 

今朝はとても冷えたけど日中は陽射しが燦燦と降り注ぎ気持ちの良いお天気。うららかな陽射しがうれしい今日は桃の節句

 

滑り込みで雛飾りの親王様をお飾りした。旧節句の4月3日までは良しとする(強引)。ギリギリまで引っ張っておいてやっぱり飾ろうと意を決したのは先日父のホームへ行った際、玄関先に飾られていたお雛様を見たから。

父に会うのは正直気が重い事も多い。その日も父が昼寝をしている内に掃除や備品調整などを済ませただけで帰る間際になってから父に声を掛けた。超難聴の上に最近話題によっては目も合わさない父と語り合うのが億劫だったから。そんな時に毎年ホームの玄関に飾られるお雛様と目が合って「あんた何をそんなにキツイ顔してはるん?」と言われてる様な気がして。

 

この玄関ホールにはいつも季節の花や飾りがあしらわれている。一人では外にも出る事もままならず季節を感じにくい方々が大半だけど、ここも家だものね、父や入居者さんにとっては。父なんか気が付いていないと思うけど(笑)。それでもこのお雛様の様にちょっとした気遣いに心和む。

 

わが家もやっぱり飾ろう。

あの無駄に奥行きがあってちょっとカビ臭い玄関収納庫内に潜入するのも嫌で二の足を踏んでいたけど、収納庫の闇に分け入り一番奥の箱から親王様とお飾りと親王様の台を出す。ついでに不要な物を捨てふき掃除して片付けた。くしゃみの嵐が吹き荒れる。

 

 

上の写真はリビングの一角に今も飾っているもので夫の実家での長女の初節句の様子。私の両親が初孫である長女のために7段飾りの雛人形を買ってくれた(左の市松人形も)。結婚して2年ほど私たちは夫の実家が所有するハイツ(2DK)に住んでいて当然飾る場所などなく夫の実家に飾る事になった。私はケースに入った小さな物でいいと希望したが、お義母さんが「本家(夫の実家は分家)のお嫁さんの実家は100万円の7段飾りを用意した」ととってもお上品な事をおっしゃられたので(笑)、両親が無理して用意してくれたのだ(もちろん100万円ではないし必要もない)。それでもこの7段飾りの事は決して褒めなかったなぁ、お義母さんは。

 

その後、一軒家に引っ越して晴れて7段飾りを飾る事は出来たけど、その度に(親に無理させたなぁ)と胸がギュッとなった。お義母さんからは毎年「ちゃんと飾ってる?」って詮索されるし(笑)。そうこうしている内に7段で飾る事はなくなり、桃の節句が近づく度に何かに追われる様にかろうじて親王様だけをピアノの上にポンと飾ったり。「もっと小さなお雛様なら気楽に喜んで飾れたのに…」とあの初節句の苦々しい思い出も相まっていつしか飾らなくなった。

 

私たちの初孫の初節句の際にはケース入りの小さな親王飾りを贈った。出しやすいせいか毎年飾ってくれている。

 

2~3年前、人がひとり余裕で入れる位の巨大段ボール箱に入れられ収納庫に眠ったままだった7段飾りの備品と言うか道具類をすべて処分した(人形はすべて残していて、いずれ別の方法でお別れするつもり)。両親が7段分の思いとお金をかけてくれたのに本当に胸が痛んだけど。手離す時はひとつずつお礼を言って送り出した(何かそういうのってお天道様がちゃんと見ている気がして)。

収納庫は巨大段ボール箱がなくなったお陰で広くなって、眠ったままの道具ではなく今現在必要なモノたちの居場所になっている。

 

今朝飾ってみて金屏風は残しておいたら良かったと後悔した。背景がちょっと寂しい。

急いでお花を買ってきて下手なりにあしらう。明るくなって一気に春めいた。

遠目に見たり近くで見たり写真撮ったり何かときめくし上がる⤴。

こんな風に暮らしに季節を取り入れる気持ちのゆとりを大切にしたい。私はケチん坊だけどこういう時間はケチったらあかん。

 

 

 

↑ 女雛様が少し前かがみでお顔も少しうつむき加減なので下にハンカチを敷いてみた。う~ん、あんまり変わらないか…。

令和の女雛様はもっとまっすぐに前を見なきゃね。

 

 

非日常とかいつもの事とか

 

昨日・今日と私的連休。

 

昨日は夫と牡蠣を食べる日帰りバスツアー参加。

私は子どもの頃ガリガリの大偏食家だったのにカキフライが大好物だった。ずっと牡蠣フライは牡蠣レシピ界ヒエラルキーの最頂点だと思っていた。

ところがどっこい、大人になってから殻ごと焼いた牡蠣にレモンを持てる握力の最大値で持って絞って食べるという「素材を味わう」なんてぇ事に出会ってしまう。もっと大人になってからは生の牡蠣&レモン果汁及び夏のクソ高い生岩ガキ&レモン果汁などという法律で取り締まった方がいいのでは?と思われるものに出会ってしまった(my牡蠣遍歴はこの辺で止めておく)。

 

そうそう牡蠣ツアー。

案内されたのはバスツアーではよくある団体様向けのと~っても広い大食堂。あのコロナ禍の折を生き抜いて来られたのだとリスペクト。

だから庶民でも思いっきり牡蠣食べられる。

既にテーブルにお料理がセッティングされていた。大きなカキフライが3つ。どこからどう見てもお冷めになられているご様子。炭火焼きの網の上には殻付き牡蠣が6個鎮座。

 

人の話はよく聞こう。食堂のスタッフさんの拡声器による説明では「食べ放題」だという事が迂闊な私たち夫婦にも伝わった。要はビュッフェちゅ~か、食べたかったら自分で労を厭わず席を立って取りに行きなはれ・・・

というシステム。

 

私、〇〇取りに行ってくるわぁ、相席の女性陣と相まってわんさか取ってくる。夫も炭火の上の殻付き牡蠣が自分の担当だと悟ったのか、サングラスは外してないけど噴き出しちゃうほど真剣な顔で殻付き牡蠣を見守っている。殻が少し開いてシューシューしてるのを自分が食べたらいいのに私に「食べや」とお皿に置いてくれる。

相席の女性(同年代?)たちの前でエエカッコしたのではない(はず、私の父とは真逆のタイプ)。

日ごろは夫も忙しくてなかなかゆっくり話す機会もないけど、この日は色々と話しを聞いてくれたし夫も話してくれた。

 

今日は私にすれば忙しい一日。

スーパー万代の1年で一番安い日。開店とほぼ同時に入る。

ヨガへ。

 

もう辞めようかなぁと思ったらこんな姿に会う。

 

好きなアーティストのチケット抽選が当たったので某コンビニで支払する。

そんな事久しぶり過ぎたのでプチ緊張する。QRコードを店頭で見せて10分以内にとかなんとかいうのがね。コンビニのスタッフさんは口にすることはないけど「あなた様の様なお客様はごまんとおられるので大丈夫(慣れています)ですよ」という私の様な疎いおばさんを傷つけない対応で本当に嬉しい、ありがとう。

 

私がこの人のライブに申し込める様に応援・示唆してくれていた東京の次女に支払いが無事に済んだとラインする。次女は次女で6歳から18歳まで続けていたクラシックバレエを再開し発表会に向けてレッスンを頑張っているという。次女が送ってくれたレッスン動画を見た。うらやましい。仕事でも何でもない自分が好きな事に時間を費やせる気持ちがある事。

 

父に会いに行く。お昼寝してた。

そーっと部屋の掃除したり備品チェックをする。

昨日のツアーで買ったお土産と父が好きなおやつを冷蔵庫に入れる。

父の肩をツンツンとした。

うっすら目を開けた父にお土産とかおやつとか冷蔵庫にあるからねと、父の目を見て手を握って「また、来るね」と言う。

 

ツアーのお土産がひとり1kgの殻付き牡蠣。

いつもと違うキッチンの様子がちょっと嬉しい。

 

うすいえんどうの苗を見つけたので。刺さっている水色の支柱は子どもたちが小学校で使っていたモノと思われます。