迂闊にも程がある

迂闊なおばさんの悲喜こもごも

憧れの女性と年の重ね方

 

風が強い。

シャッター式ではない引き戸タイプのわが家の雨戸がガタガタと賑やかだ。

 

ヨガクラスの後、フィットネスクラブの退会手続きをする。2月いっぱいで辞めるつもりだったけど手続きの期間を迂闊にもやり過ごしてしまい今月いっぱいの退会となる。

辞める理由は楽しめなくなったから。仕事の都合で好きなレッスンに入れなかったりするし、ちょっとしたワークアウトやヨガならyoutubeでも十分出来る。70歳になったら月会費が格段に安くなるので後7年待とうかな(笑)。

 

今日は国際女性デー。シンボリックな存在としてのミモザを買おうかと思ったけどお高いし見ていると鼻がむずがゆくなるのでパス(ごめんなさい)。フレンチラベンダー2株とマーガレットアンジェリック1株を買って地植えする。マーガレットは多年草だし1株でもてんこ盛りになると書いてあったので期待感いっぱい。

ついでにエンドウ達のプランターにネギの根っこも植える。調べたらエンドウ豆のコンパニオンプランツはせり科のパセリなどがいいとあるけど、タマネギもいいとか書いてあったしネギ同士で似てるし良しとしよう。

もうすぐ庭に出るのも気分が上がる季節の到来(花粉は置いといて)。今は4~5個の野菜用プランターに夏野菜を育てるのが精一杯だけど、もう少し種類や数を増やせていけたらいいなぁ。ちょっとした野菜(ちょっとしたという基準が曖昧だけど)なら年中プチ自給する暮らしが理想。野菜たちの成長に一喜一憂して季節を愉しみたい。

 

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以前の記事にも書いた「The Private world of KATHARINE HEPBURN」が私のバイブル。

ukahodo.hatenablog.com

 

こんな風に年を重ねたいという理想形というか。私の様な庶民にはもちろん遠すぎる存在であることは間違いないんだけど、ミーハーな私はあのカジュアルな中にもスタイルのあるファッションのチョイスが大好き。

ハリウッド女優でオスカーも何度も手にしている大女優なのに、プライベートではタートルセーターにシャツを羽織って足元はスニーカーやワークブーツハイブランドもいっぱい着てこられただろうけど一周回ってのシンプルなカジュアルスタイル。本当にカッコいいし知的だ。

キャサリン・ヘプバーンは1907年生まれでハリウッドで活躍していた時期も随分と前の事。彼女の映画は正直「黄昏」くらいしか観ていない。それに「The Private World of KATHARINE HEPBURN」は洋書で当然英文なのですべてを読解しているわけでもなく、写真を見てため息をついているだけ。ただそれでは何かアレだしもう少し彼女の事を知りたくてすごく分厚い彼女の自伝まで買ったのだった(40代半ば頃)。今、本を取り出してみたら表紙も黄ばんでいる。この本は分厚く重すぎて疲れるけど女優としてのみならず、「自立した女性」のパイオニアとして、その生き方が尊敬されてきたことがよくわかる。

 

 

前述した写真集は彼女が80代の頃の物。キャサリン・ヘプバーンのシンプルシックなファッションも素敵だけど、庭仕事を愉しむ姿や好きなものに囲まれたインテリアの部屋。そして長い髪を巻くのにニュースペーパーをくるくると丸めた棒状の物を使っていたり自分のスタイルや価値観に合わせてカスタマイズされた小さな道具たちも素敵すぎる。手の甲なんてシミだらけなんだけど、そんな事を超越した健康的な美しさがある。

 

遠い遠い遠いけど憧れの女性。

そしてこんな風に年を重ねたい。

 

いつか記事にしようと昨年夏ごろに撮っていた写真。著作権に抵触しないかしら?

「The Private World of KATHARINE HEPBURN」Photographed by John Bryson より