昨夜午後11時前後、2階の自分の寝室へ向かった。
部屋に入ってマトリックスくらいのけぞった。
エアコンがつけっぱなし!!!
なんてこったい!
ちょっと待って、昨日も11時過ぎくらいに寝室に入りエアコンの冷房を入れているから、ちょっとやめて~、24時間つけっぱなしやん!
高度経済成長期のビジネスマンじゃあるまいし24時間闘ってど~するねん!
シャワーがお湯になるまでの水をペットボトルにためているこの私が、
リビングの照明も最低限の明るさまで絞り切るこの私が、
夜おトイレの時電気を点けない時もあるこの私が、
何ならシャワーの時でさえ点灯しない事もあるこの私が、
壊れてもいない家電を買い換える事は断じてないと豪語したこの私が、
使ってもいない部屋のエアコンを24時間もつけっぱなしにしていたなんて・・・
今から安息の眠りに落ちようという時に発覚したこの事実の重さに打ちひしがれた。
自分の迂闊さ至らなさが悔しく情けなくて眠れそうにもないので、階下に降りてノーパソ開きブログでも書こうかと思ったが、明日も仕事である事を考えるとそんな無謀な事は出来やしない…と改心してベッドに入った。
眠れず悶々としていると良からぬ思いが胸をかすめていく。
階段を上がっている時になぜか空気がひんやりしていると思ったのだ。普段なら上へあがるにつれて暑くなるのに。
(えっ!? じゃぁ先に上に上がった夫はあの空気の異変に気付かなかったのか?)
夫は私よりも1時間ほど先に「ほな、先寝るわ」と二階の自分の寝室へと上がっていったのだ。「ほな」やあれへんがな! 何であの冷気に気ぃつけへんのかなぁ?気がついてくれていたら1時間短縮して23時間つけっぱなしで済んだのに。相変わらず色んな分野において鈍い人やわっ!
などと考えている内に眠ってしまった。
先程、夫に聞いてみた。
「昨日階段上がる時なんか異変感じへんかった?」
「ん?何が?」
「階段と廊下ひんやりしてたやろ?」
「そうなん?気ぃつけへんかったわ」
「やっぱりなぁ、気ぃついてくれてたらなぁ」
「何がなん?」
「何と思う? 普段階段とか廊下とか冷えてるでしょ~っか?(少しヒント)」
「何やろ?・・・(考え中)」
「あ゛っ! クーラー消すのん忘れたんか!?」
さすが夫、早い!
気がついてくれたら1時間節電出来たのにと言いたかったのに、クイズの難問に正解した回答者の様に嬉しそうに答えたので言いがかりをつける気がうせた。
しかも「あのクーラーはそんなに電気食えへんからだいじょうぶや」と言われてしまい、言いがかりをつけようとした自分を一瞬だけ恥じた。
それにしても悔しい。いつも目が覚めたらすぐにリモコンの停止ボタンを押しているのでその日も押したと思い込んでいた。いわゆる「スカ食らう」ってヤツだ。
今思い出しても悔しいのだけど、発覚した夜は大阪でも久しぶりに雨が降って若干暑さがましだった事と24時間も冷やしていたせいか「寒っ!」って思うほどだったので、窓を開けて扇風機を回した。
仕事で疲れているせいもあるとは思うけど、意外に眠れるもんですね。
それにしても痛い失敗だった。家計にも地球にも厳しい事してしまって。
「これからはリモコンのスイッチ押す前に眼鏡かけや」との
夫の提言に素直に頷く私なのだった。