迂闊にも程がある

迂闊なおばさんの悲喜こもごも

年に一度の健診日に

 

年に一度の職場の健診とインフルエンザの予防接種に行って来た。

 

今年3月にダイエットの神降臨で増えた分の5kgを減量した話はしつこいくらい書いてきた。が、おかき食べ過ぎ案件により徐々に増量・・・。

 

今月3日の例の昼飲み会では「お寿司と天ぷらが美味しい店」なんざでたらふく食べて飲んでしまい(もちろん飲み放題コース)、翌4日には前回のブログの通り「カニフルコース」をたっぷり堪能してしまうという(カニ雑炊はきっちりお代わり)、お盆とお正月でも「こないに食べへんわ」という物量を体内に仕込んでしまった。

3日後には一年に一度の健診がある事がわかっていながらの「やらかし感」。いや、わかっちゃいるけど、こんな場で「私、健診前やから控えとくわ」って言える人スゴイ。私は無理。

 

その上やめときゃいいのにお土産で買って帰った「お徳用割れおかき」「酒まんじゅう」(ツアーのメニューで酒蔵での日本酒試飲が有り、そこで試食した蒸したての酒まんじゅうが美味しくて…。家で食べたらただのお饅頭でしたけど。旅先での幻想を家庭内に持ち込む事なかれ)を晩御飯後にもそもそと食べてしまう有り様。

さすがに昨夜の食事は控えめにしたけど(間に合うか~い!)

 

健診の最後の内科健診でドクターが向かい合った途端、

「元気ですか?」と〇ントニオ猪〇氏みたいに聞いてくる。

(なんちゅ~漠然たる質問や)とは一瞬思ったけど、

「はぁ 元気です」と答えた。

 

今のところの私は元気、この元気というのは言い換えれば健康って事。

あまり過去の事をアレするのはアレだけど、私も健康でない時があったので、健康である事がどれほどありがたい事かは身をもって知っている。だって健康でない時も生活は続いていくんだもの。

 

帰りに父のところに寄る。

ほんのひと時だけど顔を見ただけで安心した。

何か鬼ごっこで「デン」したらOKみたいな感じなんだけども。

 

帰り道

街路樹の紅葉や風にあおられる落ち葉が舞う様

その落ち葉を一生懸命掃き集められている人や

遠くに見える山々が小雨のせいか墨絵みたいに思えたり

かと思えば空がパッカと開いて青空見えたり

その隙間からの光が眩しすぎたり

えっ? あのお店閉店したんやぁ、ウソぉ!?とか

救急車がアナウンスしながら走り抜けていく緊張感・・・。

 

 

家に帰って遅めのお昼ご飯を作る。

健診のために朝ごはんを抜いているから、お腹ペコペコ。

塩コショウだけの味付けの自家製鶏ハムと小松菜のパスタをペロッと平らげる。

お腹空いてたら体重の事なんて忘れてる。

 

健康でいられる平和。

飢える事なんて知らない私。

 

今日、父は食堂に行く前

「あまり食べたないねん」と言っていた。

うん、そんな時もあるよ、もう年やしね。

無理もない。

 

でもいっぱい食べたかった時代にお腹空かせてた話をずっと前にしてくれた。

今日の目の前の余りそうな食事があの頃にあれば良かったのに。

 

父が生きぬいてくれた青春時代。

それがなければ私はここにはいないのだ、

なんて

殊勝な事をつい思ってしまって

あちこちに話が飛び気持ちも飛ぶそんな日。