迂闊にも程がある

迂闊なおばさんの悲喜こもごも

今日も晴れの上にあったかくてありがと

 

今日、63歳になった。

 

朝早い時間に子どもたちから家族のグループラインにお祝いメッセージが届く。

いつも先頭きって送ってくれるのは長女。その後、次女長男と続く。ありがたい話ですわ、皆仕事で忙しいのに。ラインのメッセージを入力するのはほんの数秒程の事だけど、それでも忙しい朝の支度の時間にその時間を作ってくれる事が本当にうれしい。

 

夫からは朝、「誕生日おめでとさん」と声を掛けられる。なぜか昨日プレゼントの白ワインを渡された。

夫らしいなぁと思った。

今年の春からダイエットの為というかなんちゅーか家庭内アルコールを絶っている事をご存知のはずなのに、すっかりお忘れなのか、私が前に「おいしい!」と大感激して以来毎年買って来て下さる白ワインを今年も。無垢な好意を無下にするのもアレですし、私も先月飲んじゃってましたし(一年に一度の産婦人科健診の前日に)、ありがたく頂戴しましたっ!(笑)

 

夫が仕事に出掛けてからしばらくして、夫からお祝いメッセージラインが届いた。

家族のグループラインではなく私のラインに直接。

夫らしいなぁと思った(2度目 笑)。

 

家族の誕生日には家族のグループラインにお祝いメッセージを送りあうというのは暗黙の了解で、もう随分前からしている事。単なるお祝いのやりとりだけでなくある種の安否確認の役割も果たしている(特に長男の場合は)というのが共通認識だ。

夫はそこのところを今ひとつ落とし込めていないのか去年も直接ラインが来た(笑)。

 

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昨日から明日までお休みなので、お気に入りのニットセーターを洗ってお日様に干す。ニットが乾いた時のほのかな日なたの匂いが好き。だから日陰干ししない。

昨日もそうだったけど朝晩の冷え込みの割に日中はあったかくて暖房が要らない。南側の掃き出し窓から冬特有の低くて長い陽光がさんさんと降り注ぐ。カーテンを開けて太陽の恩恵を目一杯部屋に受け入れる。

 

 

 

ソファーに座って床で揺れる光と影をぼぉっと眺めていると何かホッとする。縁側でお茶をすするおばあちゃんみたい? 時々ならいいけど毎日は無理だな、今はね。

 

まだ63歳だし(笑)、からだが元気な間は働くつもり。きっちり働いてしっかり休んで自分へのいたわりも忘れずに。

今日もう何年も着ている古いセーターを手洗いしたのだけど、何かごわつきが減ってふんわりして馴染み感がある。さすがに毛量は多少減ったかも知れないけど、その分毛羽立たず摩擦も減るのかも。

 

そんなセーターの様に私はなりたい。