迂闊にも程がある

迂闊なおばさんの悲喜こもごも

こんな小春日和のPEACEな日に

 

勤労感謝の日が休みなんて、今の仕事をしてから初めてかも。

しかも、小春日和の「ありがと~」って言いたくなる様なお天気。

二十四節気小雪に入ったというのに大阪の最高気温は20℃。風もほとんどなくこんな日に休日を味わえるなんて幸せ過ぎる。ただ、夫は相変わらず今日も仕事。毎年、11月~年末までほぼ休みがない。本当に頑丈な人だ。感謝感謝(軽っ)。

 

そんな夫が(一昨日)言う。

 

「俺が痩せてきている事知ってるか?」

「えっ⁉ 何よ⁉ 恐いやん?」

(どっか悪いんかと思いますやん、年が年だけに)

「ちゃうちゃう、〇〇(私の本名)が作ってるモン食べてるからとちゃうか?」

「え⁉ ど~ゆ~事なん?」

(量とか品数が少ないって事?)

「〇〇が太らん様にて作るモン気ぃ付けてるやん。俺もおんなじモン食べてるからちゃうか?」

「えっ、そうなんや」

(という事はダイエット効果があらわれているという事ですやん!あなたにだけ!

ただあなたの分は私の倍量あるからっ!)

と、言おうと思って夫の方を振り向いたら、

「好々爺」をイラスト化したらこんなんだろうなという風情でTVを眺めながら柿ピーを食べている。

 

ぷっ、言う気が失せたわ。

そう、あなたは決して嫌味を言う様なヒトではない。

お人好し選手権大会に出場したら少なくとも銅メダルは獲得するだろう。私が審査員なら10点満点中9,65はつけたい。

 

でもね、

私がちょっと前から米菓子にはまってしまい、

「もうあかん。また体重増えてしまう」とつぶやいている事はご存知なはず。

なのにあなたはご自分の常備食「柿ピー」と一緒に私の分の「おかき」も買ってくる。

それって本当のやさしさかしら?

本当の愛かしら?

確かに私の好きな銘柄のおかきを覚えてくださっている事は嬉しい(そこに嘘はない)。「幸せそうな顔して食ってるな」とのお言葉も賜りました。

でもね、うわべだけの愛ならやめて。

それは妻を太らせるだけと、何故気付いてくれないの?

 

もう、お互いに還暦も過ぎ、今後老後を生き抜いていくのに健康維持は最重要課題である。いくら好きだからって見境もなく嗜好品を貪り食うというのは如何なものか?確かにその時は至福のひと時ではある。でもその幸せって一瞬の霞のようなものではないかなぁ?霞を食っては生きていけぬとはよく言ったもんだわ。仙人じゃあるまいし。風貌的にはちょっと仙人面かも知れないけどね、あなたは。

 

ちょっとあらぬ方向に話が飛びそうなので戻す。

今年の3月にダイエットの神が降りてきてからというもの、お腹いっぱい食べても太らず、しかも栄養は偏らない様にと工夫を凝らしたメニュー(あまり料理が好きではない私にしてはがんばっている…とは思う)を心がけ、ようやく3~4か月かけて増えた分の5㎏を減量したというのに。そして今でもそのメニューを定番化してやっとこさ今の体重やら何やらをかろうじて維持しているというのに。

あなたは毎晩、柿ピーを大量に食しているにも関わらず、人のメニューで(笑)何の努力もせずに痩せたとはこれ如何に。

 

なんかモヤモヤするわ。

ちゃっかりしてません事?

自分の器の小ささにも忸怩たる思いを禁じ得ないけれど。

 

今日が「11/22 いい夫婦」の日でなく、「勤労感謝の日」で良かった。

 

 

頂いた大根を甘酢漬けに。砂糖を使いたくなかったので代わりに甘酒を。
もちろんネットからアイデア頂いています。ありがたや。