迂闊にも程がある

迂闊なおばさんの悲喜こもごも

朝食変遷記

今週のお題「朝ごはん」

 

 

 

元々朝ごはんを食べなかった。

高校時代から40代後半までだから相当長い事食べてなかったことになる。

 

何故か。

お腹がゆるい体質及び気質で朝に何か食べると授業中や仕事中に差し迫った事態に陥ってしまう事が度々あったからだ。幸いなことに地獄の様な出来事は勃発せずに済んでいるが、迂闊な割には。加えて朝がすこぶる弱かった。低血圧のせいにしておこう。今でも上の血圧は100を少し超える程度だが何故か早く目が覚める(笑)。

 

そんな四半世紀以上も朝ごはんを食べていなかった私がなぜ食べる様になったのか。

 

転職したからだ。

 

デスクワークで出勤時間もフレックス(在宅もOK)な前職から

午前8時過ぎに出勤し体を使う仕事に変わった。

勤め始めてすぐに悟った。

朝食べないともたない体が。

ぶったおれてしまう。

 

だからといっていきなりは食べられない。

「コーンスープ」から始めた。

食べるというより流し込む?とにかく温かいもので胃を満たそうという魂胆。

次に試みたのは「永谷園の鮭茶漬け」。

これもどちらかというと流し込み系だが、ベースは米なのでコーンスープよりも腹持ちは格段に良くなった。「永谷園の鮭茶漬け」時代は長い。忘れるくらい長い。東海道五捨三次カードなら10巻セットはいけたんじゃないだろうか(笑)。

 

その次に到来するのが「健康志向高たんぱく低カロリー」時代だ。

自分にやさしい朝食時代の幕開けである(笑)。

子供たちが巣立ち、時間的にも気持ち的にもゆとりが出来て貧相な単品食ではなく定食型へと驚異的な進歩を遂げた。

 

その内容はほぼ固定化されている。

●雑穀入り玄米の納豆卵かけご飯

●自家製鶏むねハム

●酢たまねぎ

●プレーンヨーグルト

 

大体このスタメンで時に昨晩のお味噌汁や夏ならトマト、冬ならブロッコリーが加わる。プレーンヨーグルトにははちみつを入れたり、細かく切ったりんごを入れたり。仕事の日にも関わらず朝のルーティンがもたついてしまった時は雑穀入り玄米の納豆卵かけご飯のみの事もある。このメニューならお茶碗一つで済む(私は複数の作業を同時進行するのが非常に苦手で、マルチタスク人間でないことは自明の理である)。

 

 

 

朝ごはんメニューを定番化しておくとカロリー計算や栄養などいちいちアップデートしなくて済む。大体が私はいわゆるグルメではない。若干意識高い系気味かもだが、どちらかというとなんちゃって意識高い系で、これでなきゃ的なこだわりもさほどない。

 

今食べている玄米も無農薬の特別栽培米などではなく(過去そんな時期もあったが)、『金芽ロウカット玄米』という市販品を愛用している。夫の親戚から毎年30kgの玄米を頂いていて、このご時世それはそれは涙が出るくらい有難いのだが、その玄米は無人精米所で10kgずつ精米して夫の主食となっている。

 圧力鍋なるものを持っていないので普通の玄米を上手に炊く自信がないのだ。二重蓋の土鍋もあるにはあるがやっぱりモチッとは炊けない(まぁ、私の腕がアレなんだろう)。圧力鍋に憧れながらも購入に至らないのは迂闊な自分にあんなシュルシュルシューシューとたけり狂う様な音を出す鍋を使いこなせるとは到底思えないからだ。

 

 

『金芽ロウカット玄米』は洗わなくていいし1時間ほど浸水したら炊飯器でも土鍋でも普通に炊けるところがいい。迂闊な私にはハードルが低いのだ。コスパはアレだけど確実においしく炊けるというメリットは捨てがたい。

 

白米感覚で食べる玄米 『金芽ロウカット玄米』 玄米のカラ(殻)をむいた新玄米

 

いや、別に『金芽ロウカット玄米』の回し者ではありませんよ。

 

 

 

 

冒頭に朝ごはんを食べてなかったと、書いたが

旅先でのホテルや旅館の朝食は思いっきり食べられてたんだよね。

ビュッフェスタイルの時なんか卑しいほどに。

 

 

あれは何やったんやろ(笑)