父とランチへ。
いくら父が『王将』が好きだからって毎回毎回っていかがなものか?
という事で、父とコロナ前によく行ったトンカツ屋さんに行くつもりだった、私は。
「今日のお昼やけど・・・」と言いかけた時、
少し恥ずかしそうに「王将で」と父。
しかも珍しく声が小さい。
いいではないか、『王将』を好きな事を誇ってください。
『王将』も『王将』冥利に尽きるっちゅーもんです。
「何食べる?」
「いつもの」(笑)
父、天津飯。私、五目そば(昨日の「クロ現」でB'zの稲葉さん(58)がとても美しく年を重ねていらして。体を冷やさないように温かいものを食べるとおっしゃっていた。単純の証明→私)と2人で餃子1人前を注文する。
天津飯をハフハフしながら一生懸命食べる父の姿は可愛いらしい。
「おいしい?」
「おふぃふぃ~」
ん? 見ると父の入れ歯がふがふがして外れている。
ジェスチャーで私の歯を指さしながら(父は耳がすこぶる遠い)、
「歯ぁ 外れてるよ~」
「・・・・・」
「歯・が・は・ず・れ・て・ま・すぅ~」
「あぁ」
(「あぁ」やあれへんがな、隣の席の人わろてはるし)
ここでこの件について言及するのは諦めた。
私たちの会話がダダ漏れ過ぎる。
父の居室に戻って先程の件をいき違いが無いように紙に書いて聞く。
黒いマーカーの蓋が開けっ放しでカスカスだったので赤いマーカーで書いた。片麻痺だから片手で締めにくいんだろうな、次にノック式のマーカーを買ってくる約束をする。
ー歯が外れるようやけど困ってない?ー
父:指でOK👌
(いやいや、私は聞こえるから)
ーポリデントしてる?ー
父:指でOK👌
(だから聞こえるから)
ー痩せたから入れ歯が合わなくなってるのと違う?ー
父はこの質問には指OKではなく高らかに声を発した。
「インプラントしたいねん」
はぁ?
92歳から発せられたインプラントというまさかの言葉に、一瞬、時が止まったが、頭をぶるると振り、気を取り直してインプラントがどういうものかという事と、年齢的に無理という事を紙に書いて(イラスト付きで)説明する。口頭で間違って伝わるとややこしいので。
父:「全身麻酔やからか」
え?なんでそうくるの? そんな事ぜっんぜん書いてないし。
それ以前にそういう問題じゃないんですけど。
ここはちゃんと納得してもらわねば。
かくかくしかじか・・・再度加筆。
父:「そうか、あかんか…」
そう、あかんのよ、
仕方ない事とは言え、何かせつない。
困ってないって言ったけど、父は歯が欲しいんだろうなぁ。
どこでどう聞いたのかよりにもよってインプラントって。
インプラントは無理だけど、新しく義歯を作り直すという選択肢もある事を伝えるが今ひとつ乗り気ではない様子。あまり畳みかけるように言うと黙り込んでしまう人なので、この案件は次回に持ち越しだな。
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私の気分転換のために(笑)
せっかく朝から写真撮ってたので(>_<)
- トップスは相当前の「GLOBAL WORK」。ギンガムチェックは子供の頃から好きで保有率高し。これは綿100%なのに洗濯後アイロンしなくてもいいので偉いと思う。
- パンツは「しまむら」。裾にタックの入ったバルーンシルエット。めちゃ楽。
- アームカバーは夫が買ってきてくれた。一応冷感素材らしいが数年経った今はウォームカバーになっている(冷房除けには最適)。
- バッグはこれも10年近く前のもので形とサイズ感が気に入っている。素材はバオバブ。フェアトレード。内側に自分で内布を縫い付けた。
- 靴は安心してください、靴底拭いてます。
画像暗っ。トップスの胸元のブローチはレザーの切れ端利用。「あわじ結び」という結び方で「あわじ玉」を作って仕上げた物。この結び方めちゃくちゃ頭の体操になる。作りかけはいつ完成するのか(笑)
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近畿地方はとうとう梅雨が明けた。
今のところ、私は体調に何の問題もなく過ごせている。
ありがたいです。
父も含めてすべての人がこの暑い夏を無事に乗り切れますように。
てんこ盛り日記終了。