迂闊にも程がある

迂闊なおばさんの悲喜こもごも

次女がいなくなってもさみしくない理由

 

「じゃぁ、気をつけて! またね~」

と、次女を送り出すのではなく私が送り出されて出勤した。

 

昼休みにラインをチェックすると、無事に新幹線に乗れたとあってホッとした。嬉しかったのは「とても快適に仕事が出来た」と書いてあったこと。やっぱり私は仕事に行ってて良かったんだ。もし休みで家にいたら次女も集中できなかっただろうし。まぁ、そこは気配りの私の事だから(笑)、フィットネスクラブにでも行ってると思うけれど。

 

新幹線の中でこれから食べるであろう「お弁当のランチ写真」も送られてきて噴き出した。母がブログに載せるであろう事を想定しているのか、それともこんなお弁当食べま~す、っていう無邪気なアピールか。また綺麗なお弁当を選んでからに。

 

 

なぜにひょうごなのか? 包装紙のゆる~い感じのイラストに惹かれたのか。知らんけど。

 

仕事帰りに某家電量販店に寄る。iPhoneの充電用のケーブルを買うためだ。一昨日から私のケーブルが行方不明で次女は「私ちゃうで」と言っていたが、いや、もちろん私に決まってる、こんな事は自信がある。うす~~~い記憶を頼りに探すけれどない、どこにもない。そんな大邸宅でもないのにどこへ行きやがった、もとい、行ってしまわれたのか。ただでさえバッテリーの減りが光陰矢の如しなのに、もう買うしかない。

という事で、私のモバイルバッテリーと同じシリーズで真っ赤なケーブルを購入。赤なら失くしても見つけやすいかも?という望みをかけて。アラ還やから赤? ふっ、冗談でしょ、還暦からもう2年過ぎてますわ、そんなもん(なぜキレ気味?)。

 

「買うならこの先やで。間違いなや」と自分のiPhoneのケーブルを持つ次女。
買ったのは純正じゃないけどかわいいヤツ。

 

相変わらず迂闊が服を着て歩いている様な私だけど、昨夜、またちょこっとやらかしていた。

「次は暮れとお正月やねぇ。それまで風邪とかひかんようにしよな、お互いに。仕事もがんばろな」と私。

「えっ、私また来週大阪に出張やで」

「うそやん!」

「えっ、26日に大阪入りしてホテル泊まりで次の日会おうって言うてたやん」

「・・・・・」

「どうも忘れてるっぽいとは思っててん」

「今、思い出した!せやせや、そうやったなぁ」

「・・・・・」

「26日はパパとバスツアー申し込んでしもてたわ。よかった~27日じゃなくて」

「・・・二日連続大丈夫なん?」

「そんなん大丈夫に決まってるやん!」(忘れてたくせに言い方)

「わかった」

 

毎日こんなに次女の事を記事にしているのに…。いや、心が無いわけではないのですよ、それだけは誓う。忙しいという字は心が亡くなると書くではないか。私の様な非マルチタスク人間がお盆の様な非日常状態の複雑なスケジュールをこなすのは至難の業なのだ(言い訳がましいにも程がある)。にしても忘れた事柄がアレなので我ながら すん となるけど。

 

いずれにしろ、また来週会える。

忘れてた私が言うのもなんだけど、何か思いがけないおまけを貰ったみたいで嬉しい。

 

だから、いなくなってもさみしくないんだな。

(忘れてたくせにどの口が言う)