迂闊にも程がある

迂闊なおばさんの悲喜こもごも

願う事はただひとつ

 

 

もうすぐ七夕。

 

 

私の職場のデイサービスでも大きな笹が設置され笹飾りが飾り付けられている。

笹飾りは利用者さんたちが折り紙や色画用紙でコツコツと作って下さった物だ。

すんなりちゃっちゃと作れる人、何度も何度も作り方を聞いてはまたすぐに忘れちゃう人、教えあいっこしながら作る人、人の分まで取っちゃう人

本当に様々で1週間くらいかけて段ボール箱に一杯の飾りが出来た。

 

 

7月に入ってからは短冊に願い事を書いて頂いている。

 

「そんなもん、もうこの年になったら願い事なんかあるかいな」

と言いつつテーブルの上の短冊をにらみながら真剣に考えている姿は微笑ましい。

「願い事はあるんやけどなぁ、代わりに書いてくれへん?」

片麻痺や神経痛などで書きづらい方には代筆する。

 

何度も飾りの作り方を聞いては忘れを繰り返していた人は

見事な達筆でサラリと書いた。

「ボケませんように」。

 

他の方もほとんどが

「いつまでも自分の足で歩けます様に」

「この手がもっと動きますように」

などなど

 

からだの事、健康の事が大半だ。

「お金持ちになれますように」なんて誰も書いてない(笑)

(まぁそれも正直っちゃ~正直だ)

 

前に「あきら(仮名)会いたい」と亡くなったご主人の事を書いていた人がいたけど。

グッと来た。

 

 

 

私なら何て書くだろう。

夫の事は書かないなぁ、

て、今横に居るし。

 

 

 

やっぱり健康の事かな。

 

 

 

そして

明日も「ヒアルロン酸注射」を仕事帰りに打ちに行く私なのだ。