今、雨が降っている。
昼前からポツポツと降り始め、本降りへと変わっていった。
網戸にした掃き出し窓からはゆるい風が通り、昨日のあの暑さは一体何だったのかと思う程に涼しい。私は今1階のリビングに居るが室温は26.5℃。
最高だ。
エアコンをつけなくてもいいなんて(笑)
私が部屋のエアコンをつけるのは室温が29℃湿度が75%を越えた時で、エアコンの設定温度は28℃。16畳のLDKだが28℃で十分快適に過ごせる。もちろん、サーキュレーターや扇風機も併用している。
因みに我が家のリビングのエアコンは何と2008年製!!15年選手の「霧ヶ峰」である。
新製品に買い替えた方が電気料金的にはお得らしいが、貧乏性の私は壊れてもいない電化製品を買い替える度量は持ち合わせていない。
いや、経験的にわかっている。過去18年間使った冷蔵庫を買い換えた時の電気代の減り方は感動ものだったから。ただ、その時は壊れたから買い替えたのだ。稲垣えみ子氏の様な冷蔵庫のない生活は我が家には出来ない。
そんな古いエアコンをしぶとく使っている我が家だが、電気代は年間74.000円ほど(2022年実績)。夫婦ふたり暮らしで共働き、日中は週に4日は家にいないという条件だが多いのか少ないのか。でも、2021年よりは10.000円ほど増えている。
メディアでも熱中症で救搬されたニュースが流れ、私も仕事柄脱水状態の怖さは知っているつもりなので、前述の様にエアコンをONする自分なりのルールを決めている。
唐突だが、私たち夫婦は別室で寝ている。
当然エアコンも2台必要になる。
貧乏性で節電節約大好きな私がなぜこの状況に甘んじているか。
わが家は4LDKで2階に3室あり真ん中の部屋を挟んで西側に夫、東側に私の寝室というポジショニング。
この様にボーリングのスプリット状態で寝る様になったのは書くのもはばかられる様な恐ろし気な理由がある訳ではなく、何となくこうなったのだが今ではこの夜だけ別居状態がすこぶる快適なのである。
お互いの室温の快適温度が違うのだ。
私は28℃ 夫は25℃
3℃の差は大きい。ふたりの間には深くて暗い河がある(古っ)。
もう、ずっとこの温度差は縮まらぬまま、お互いに夏の安眠をむさぼって来たのだ。
しかし!
先ほど驚愕の新事実が発覚したのである。
何気なく夫に聞いてみた。
「クーラーの温度何度にしてる?」
「27℃」
「えっ!?」
見飽きた(失礼な)夫の顔を二度見したわ。
「25℃ちゃうの?」
「27℃やで」
「何でやの!?」(軽くキレ気味)
「何でて、クーラー新しなってから、よう冷えるねん」
「!!!!!」
あいたたたたぁ~
そ~だ、お互いの寝室のエアコンが同時にお逝きになり一昨年買い換えたのだった。
私の温度と1℃差。
びみょ~~~。
人に夫婦別室の理由を堂々と言えるネタがなくなってしまったではないか。
だからと言って
「ほな、同じ部屋に戻しましょか」
と明るく提案できない自分がいるのも事実だ。
夫も同意見だろう、多分。
今さら、夫婦の絶妙なバランスが崩れるような「いらん事」を言わんでよろし。
1℃でも差は差なのよ(笑)