土日寒くなるという予報だったので構えていたけど肩透かし。
こんな肩透かしは好き。
暖房をしなくてもいい日が1日でも長い方がうんと嬉しいもの。
ヨガの後、父のところへ。
途中で父用のみかんやおやつを購入する。
ついでに自宅用の葉先がチリチリしていて可愛いいミニ葉牡丹と
ガーデンシクラメンなどをついつい時間をかけて選んでいたら、
予定していた時間を過ぎてしまった。
日曜日は父の入浴日で午前11時からなのだけど到着したのが11時過ぎ。
仕方ないので父の部屋にみかんとおやつとメモを置いて1階の大浴場に行く。
父はお風呂から上がっており、職員さんに保湿薬を全身に塗って頂いている最中だった。
「こんな時に何ですけど、体どない!?」と声をかけるも素っ気ない態度。
私にはその理由が何となくだけど解った。
実は一昨日ホームから連絡があり、父の体温が38度8分あり、ちょうどドクターの往診があったので診て頂いていたらしい。その後お熱は改善され、昨日の電話でも平熱に下がっていたとの事。
まぁ、そんな件があったので、また娘に連絡いって気まずいのか何なのか。
熱発(ねっぱつ)は父の部屋の温度が異常に高かった事と水分不足が原因ではないかと思われる。
父がリモコンでエアコンの温度を高く設定しすぎるのだ。
この件では「ホームvs父」「私vs父」のバトルが何度も過去に繰り広げられている。
今日も脱衣室で「寒かったら上着着るとか調整してな」と耳元で言うものの、他人ごとのような顔をしている。まぁ、裸でいる時にこの話もアレかなぁとは私も思ったけど。
父の着替えを待って一緒に部屋まで戻ろうと思ったけど、何か「早くこの場を離れたい」という気持ちが勝ってしまった。この時の私は父にやさしく出来そうもない。余計な事を言ってお互いに傷ついてしまうくらいなら離れた方がいい。側にいる職員さんだって聞きたくもないだろう。
補聴器をしていない父に向って絶叫に近い声で、
「また来るね~」と言うのが精いっぱいだった。
何とも言えない気持ち。
脱衣室で見た痩せた父の背中やカサカサで掻き傷のある肌。
帰路、運転しながら何か泣けてきちゃうのよね。
やさしくなれなかった自分が不甲斐なくて。
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今日はクリスマス飾りをするんだって決めていた。
イルミネーションとかそんなたいそうな事は何もなくて、
毎年毎年同じアイテムを飾るだけ。
なのに、毎年毎年新鮮でちょっと気分が上がる。
出来ない事を悔やんで泣いたりしてないで今を楽しむのである…
なんてことをひとり言いながら(笑)。
↑ 長女が生まれて初めてのクリスマスを迎える前にクリスマスツリーを買った。当時のままの箱(40年前)。あちこち破れてテープ補修しながらまだ現役。「クリスマスツリーセット」のフォントがもう(泣)。
1980年代にしてはツリーのオーナメントがりんごだったりシンプルでね、トップスターがフェルトの天使だったりギンギラしてなくて売り場で見て一目ぼれ。
この買い物はとても覚えている。産後初めて長女を預けての買い物だった。最短時間での買い物だったけど帰る頃にはおっぱいが張って着ていたニットの胸元が濡れてしまっていて、どうしたらこの局面を乗り切れるかみたいな事考えてた。
↑ 玄関のクリスマス。昭和な横イチの下駄箱(さすがに今は下駄は履いてないけど)の上に毎年飾っている。仕事でどっぷり疲れて帰ってきた時、玄関ドアを開けたら人感センサーのライトがこの景色を照らしてくれる。
毎年、同じような物を飾る。
物は同じだけれど、気持ちは毎年違う。
クリスマスでも何でもなくていいから
どうぞどうぞ、
無事でいてくださいますよう。