迂闊にも程がある

迂闊なおばさんの悲喜こもごも

立冬好日

 

お天気も良いので郵便局まで歩く。

父が余らせていた2023の年賀状を持って。

20枚あったので郵便局の職員さんと相談しながら金額内で、

官製はがきや84円と63円の切手に交換して頂く。

電卓を叩きながら親身に対応して下さる女性職員さん。

「ちょっと余っちゃうので端数は1円切手を入れましょうか?」

あぁ、こんな声の持ち主になりたいと思えてしまう心地よい声質。

加えて落ち着いた所作やていねいなやりとり。

それだけで今日一日気分よく過ごせそう。

 

図書館に本を返しに行き、あらたに本を物色する。

これは都市伝説あるあるかも知れないけれど、

私は本屋さんや図書館に行くと必ずもよおしてしまう。

しかも・・・(みなまで言うな)。

書架を眺めながら物色している内に、お腹の異変を感じトボトボとカウンターに行き、両手に抱えた本を「ちょっと置いといてください」と預けてトイレに駆け込む。

図書館の職員さんにバックヤードで「あの人また・・・」とか言われてるかも。

整然と並んでいるものに刺激されるのか、膨大な背表紙の文字列の刺激か、はたまた紙類による嗅覚への刺激か、未だ、解せない。

 

小さな冬支度をする。

今朝、無駄に早起きしたためか寒くて、

ローゲージのニットカーディガンをはおり、父のお下がりの「まるでこたつソックス」を履いた。

早朝は冷えて寒かったけど時間と共に気温は上がり、陽射しが夏程攻撃的ではなくて温かくやさしい。休日の晴天って本当にありがたい。

ソファに掛けていた春夏用のカバーを洗濯して、秋冬用のカバーや膝掛け・ブランケットを干して日光に当てる。

 

 

亡き母のお下がりの膝掛(赤チェック)、
グレーのブランケットは還暦のお祝いの中のひとつで私のネーム入り。

 

勤務先のご利用者さんがくださったさつまいもをふかして頂く。

もともと芋栗南京系は※のつこつするのであまり好きじゃなかったけど、

ふかしたさつまいものスライスを4切れ(直径5cm位)も食べてしまった。

この食材が本来持っている実力というか、ナチュラルなほの甘さに敗北してしまった。(要はいやしんぼなだけ)

※のつこつ=のどにつかえている感じ。香川県出身の母がよく使っていた言葉。本来はどこの言葉だろう。

 

夫が帰ってきて

「米、玄関トコに置いとくわ」

と、「風呂入るわ」と同じくらいのテンションで極当たり前の様に言う。

 

夫の親戚が兼業農家で毎年30kgのお米を玄米でくださるのだ。

こんなありがたい事を何故にそんなローテンションで報告するのか夫よ。

私にすればこれほどうれしい頂きものはないというのに(笑)。

わが家のエンゲル係数にどれほど好影響をもたらしているかご存じ?夫よ。

 

9月で前回の玄米をすべて使い切ったので、また玄関に米袋のある風景が戻って来た。

 

ああ、安心(笑)。