迂闊にも程がある

迂闊なおばさんの悲喜こもごも

さざ波から凪へと

 

昨日父に会った。

ここしばらくは摩擦や軋轢もなくいい感じだった。

昨日も大きな波はなかったけれど私の心にさざ波が立つ出来事が。

いつもの様に部屋の掃除をしたりおやつや飲料を冷蔵庫に補充したりしていると、父がジィッとこっちを見て「あんまり動きなや」と言う。

「・・・?」

「あんまり動いたらまたしんどなるで」

「風邪ひいた事?あんなもんとっくに治ってるし大丈夫やで」

「・・・・・」(聞こえてないのかも)

 

帰り際にもベッドに寝転びながら

「あんまり心配かけんといてや。ストレス溜まるから」と父は言った。

 

ここからは器の小さな私の心の叫びなのであしからず。

 

はぁ!? それってこちらのセリフなんですけどぉ!?

コロナに罹ってしばらく会いに行けないので逆に心配というか不安にさせてはいけないと思って「風邪を引いてしまいしばらく行けないけどごめんね。私は大丈夫やから」とラインした事も本当は躊躇った。はい、父はとっても気の小さい人 もとい 心配性だから(コロナに罹った事はもちろん秘密。そんな事言おうものなら…。) 

でもね!それって私の事をほんまに心配してくれて言うてるの?って思っちゃうんだなぁ。今までの父との関係性から鑑みると(表現固い)。

父の自分を心配させるなというある種の圧。

遠回しの静かな、父すらも気付いていない圧。

その時はそういう所が大っ嫌いだと思ったけど、自分が父の立場になったら…と思う。書いている内に何か「そんな事やねんな」と思えてくる。昨日だったらまた違ったのかも知れないけど。

 

今日のNHKの「あさイチ」のテーマが「お悩み相談」。ゲストのひとりが大好きなジェーン・スーさんだった。視聴者からのお悩みのひとつに「老いた親との付き合い方」的なのがあったのだけど、観ている時は「うんうん、そうそう」とか思ってた筈なんだけど、今振り返ると断片的にしか覚えてない(笑)。さざ波が立っていた私の心は凪になっていた。凪という表現はゲストのいとうあさこさんの言葉。今は何もなくて穏やか。

 

てなワケで髪を切りに行く。前回に比べたらマイルドな(笑)カット(担当が毎回変わるのです)。誰も切った事に気付きにくいパターン。そこは少し不満(笑)。

 

とても立派なたけのこを400円でゲット(ぬか付)。

ちょっと小ぶりだけど夫婦ふたりならちょうどいいサイズ。

たかだかたけのこを湯がくのにも時間はかかる。

仕事がお休みで時間があるから出来る事。

 

若竹煮にしましょう。