前の私の記事で兄と父の事、というか兄と父と私の関係性というか…。
あれこれ書いた。
記事にしといてアレだけど、私は兄の事は嫌いではない。
どちらかというと好きだし尊敬しているしたまに会った時話すととても楽しい気持ちになる。もっと話したいって思う。どちらかというと父の方が苦手だった(今はそんな事言うてる場合ではないけど)。
小さい頃は天真爛漫・わんぱく坊主だった兄にはずいぶん泣かされた。
今思い返してみると「妹を可愛いがるとかいう発想(いや気持ち)はなかったんかぁ~い⁉」とツッコミたくもなるほどに。
ただ、何故か兄に対しては怒りの感情はないんだな。
色々と泣かされたりしたけど、やっぱり「お兄ちゃんには適わない」という憧れや尊敬が根底にはあったんじゃないかと思うし、何よりも兄はとてもチャーミングな人間だった。
小学生時代の思い出が今日ある人との会話で急に降って降りて来た。
新学年になった時、新しい教科書を頂くと兄とよくやった事。
その名も「ストップ読み」。
兄と私は2つ違いだから2学年違いで、そのどちらかの国語の教科書を初見で音読する。
読み間違えたら読んでない方が「ストップ!」と言って、交代して音読する。
兄はこの頃から理系だったのか、2~3行読むととちったり漢字が読めなかったり。
すべてにおいて兄には適わなかった私が唯一勝てるゲームだった。
私も自分が余りにも長く読めてしまうので、横で退屈そうにしている兄に得意というよりも気ぃ使ったりなんかしてたな(笑)。
兄も私も絵を描くのが好きでお互いに漫画を描いて見せあいっこしていた時もあった。
兄が描いていた漫画のタイトルが「巨人のものほし」。
当時、大人気だったアニメ「巨人の星」のパロディものだった。
コマ割りや絵自体も上手だし、何よりもめちゃくちゃ面白かった。
早く次が読みたくて「次、はよ描いて」とおねだりした。
兄はもうとっくに忘れていると思うけど、私は今でも「おかわり!」って言いたくなる(笑)。
私はといえば兄の「巨人のものほし」というタイトルを先に見てしまっていたので、
じゃぁ私はこれでみたいな軽いノリで何の構想もなく決めたのが「サインはH」。
これも当時大人気だった「サインはV」というTVドラマをパロッたつもりだった。
ただ、タイトル先行だったので全然漫画としてのストーリーを成さず、この時も兄に完敗だった。
「巨人の星」は兄がTVで見ていたのでついでに見ていたけど、「ちゃぶ台ひっくり返す位の勢いで」みたいな比喩はここから来ていると言っても過言ではない。
「サインはV」は私の好みで見ていたのでまぁまぁ覚えている。
小学生時代、何度「X攻撃」や「稲妻サーブ」の真似をしただろう。
あんなに真剣に真似しても絶対に稲妻にはならないのに(笑)。
何か、兄の事をアレしようと思ったのに、
とんだ思い出話ですやん。