迂闊にも程がある

迂闊なおばさんの悲喜こもごも

父 また こける 2024

昨日・今日と2連休。

昨日は転倒後の様子も気になるしで、午後から父のところへ。

靴を履いたままで足を床につけてベッドで寝ていたので今にも体がずり落ちそう。

 

「そんな体勢で寝てたら落ちるで~」と声を掛ける。

父は体から抜け出る魂の様に(イメージ)スローモーションで起き上がる。

掃除したり持参したおやつを冷蔵庫に片付けたりしている私を父が眺めている。

突然父が

「今日は病院行くんやろ」

「?」

多分抜糸に行く日の事を言っているのだろう。

抜糸は26日の月曜日である事を再度伝えて、A4のプリント紙にも大きく書いて壁に貼った。

 

ケアマネージャーさんが部屋に来られて今後の対策についてお話する。

夜間午前2時に巡回?見守りを入れて頂く事になった。

その際にトイレの付き添い(本人が素直に行ってくれたらの話)もして下さる。

これまで転倒していても朝7時の巡回時に発覚する事が多いので、この策で少しでも早く見つけられたら(夜間に転倒していたらの場合)という事と、大体今までのパターンでは夜間にトイレに行った際の転倒が多いという理由もある。

このプラスのサービスは9月から開始する事になった。

父にもその旨を筆談でしっかりと伝え、紙に書いて壁に貼る。

 

ひとつひとつの動作を慎重に常に転倒しない様に意識してね

もう痛い思いをしません様に、

とも書き添えて。

 

***************

 

昨夜はソファで朝まで寝落ちしてしまっていた、メイクも落とさずシャワーもせず。

起きてすぐお風呂へ。浴室から出勤する夫に「いってらっしゃ~い」。

昨夜しきれていなかった家事(食器ほったらかし)やいつもの朝ルーティンを済ませて、「さぁ~、今日はゆっくりしよう」と思っていたら携帯鳴る。

 

予感的中。

父、またこける。

 

父が転倒したという連絡は今までさんざん受け取ってきたけど、

今回は向こうから「病院に行った方がいいと思われます」との事。

 

まだ、メイクもしていなかったので急いで身支度して父のホームへ。

父は左目が思いっきり腫れていて瞼がふさがっていた。

15回戦を戦い抜いた後のプロボクサー輪島功一氏みたいな(例えが古過ぎる上名前出しちゃってごめんなさい)…。

あの顔を見たら誰でも「あぁ、顔面打ちはったんやな」と思うだろう。

 

父に話を聞くと(超難聴ゆえ&あれやこれやで聞き取りが難しい)、

夜間にトイレに行った後ベッドに戻り座ろうとした際にバランス崩して転倒したらしい。職員さんとの話と合わせると午前2時に転倒して起き上がれず、午前7時の巡回まで転倒したままだったそう。

(因みに父は普通の布のパンツ着用。いわゆるリハビリパンツ(ライフリーなど)を使っていない。私はデイサービスのパート職員をしているが90代で布パンツの方は割と少ない)

 

14日に診て貰った病院の外科へ。

頭を打っているなら「脳神経外科の受診も」とも思ったけれど

とりあえずここの外科Dr.に診て頂いて判断を仰ぐことになり、

受付後すぐに外科へ通された(ここで前みたいに待たされて脳神経外科への受診時間に間に合わないかも?との私の訴えのせい?)。

結果、同系列の脳神経外科病院(父は以前ここに入院している)へ移動する。

車で5~6分の距離。

病院が変わったのでまた保険証が必要となる。

ホームに連絡すると副施設長さんが届けてくださった(昨年の再来か)。

ありがとう。

 

またCTを撮り、結果は異状なし。

父の目が腫れていたのは午前2時にこけた時に左腕(麻痺側)に左顔面をうつぶせで乗っけたまま午前7時まで5時間いたために、顔面がうっ血したためだと思われる。

父は最初からその事を訴えていたのだけど、14日の転倒の後だけに誰もが頭部顔面打撲と思うのは仕方ない。私もそう思い込んだ。

ごめん。

5時間も身動きできずに固い床でこけたままだった父。

その間、少しでも眠れていたかしら。

 

26日の抜糸までは館内の移動は車椅子にさせてほしいとホーム職員から提案された。

このまま車椅子になってしまうのかな?と一抹の不安はある。

(だって13日に家族で食事した時は歩いていたもの)

でも承諾した。

色々と事情は解るから。

 

父が度々転倒を繰り返すたびに私に連絡が来ることも、

場合によっては病院に付き添わなければならない事も、

何かと時間を割かれる事も、

そんな事は

「仕方ない事」と受け入れている。

 

でも、父に対してやさしくなりきれない自分の心。

その心の持って行き場に迷子になっている。

朝ホームから連絡を受けて父のところに向かうまで

何度も何度も自分に言い聞かせる。

 

父も自分も傷つけるような言動はしないと。

 

イラッとして発してしまった言葉は

耳の遠い父には聞こえなかったかも知れないけれど、

後から自分の心をすり減らしてしまうから。

 

それがどれほどしんどいか知っているから。

 

 

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