迂闊にも程がある

迂闊なおばさんの悲喜こもごも

9月になっても相変わらずな事で

 

先月はやたらと行事がてんこ盛りで、

フィットネスクラブには3回しか行けなかった。

大赤字である。

レギュラー会員月会費と全館利用のビジター料金を鑑みると5回は行かないと元が取れない(多分)。

なので今日は張り切ってフィットネスクラブに行った。

 

朝一番目のレッスンがあるスタジオに入り、持参のヨガマットの上でストレッチしていると、先生が入って来られた。

「何か前と感じが違うなぁ、今日は代行?月が変わったから先生がチェンジした?」と思いながらも、安楽座のポーズで神妙に待つ。

 

先生がおっしゃった。

「では、『健美操』のレッスンを始めます」

 

え? ヨガちゃうの?

 

ここのフィットネスクラブは朝イチのレッスンは大抵ヨガなので今日も普通にヨガだと思っていた。ヨガはこの次のクラスだったのだ。

金曜日にレッスンを受けるのが久しぶり過ぎて、てっきりヨガのレッスンに入ってる気になっていた(事前に確認しなはれ)。

 

健美操・・・。

存在は知っていたけど受けるのは初めて。

「今日初めてこのレッスン受ける人いてはりますかぁ?」と先生が聞かれたので、おずおずと手を挙げた。そのままお着物をお召しになられるのではないかという見事なヘアスタイルでこちらを見られてにっこりと微笑まれた。

 

先生が立て板に水というか立て板に滝のごとくの説明付きでレッスンを進めていく。私ともうひとりのビギナーがいたからだと思うけれど、先生が5分に1回くらいこちらに視線を送ってくる。熱のこもった説明と視線を受けながら、「ごめんなさい、ヨガと間違えて入ってしまった私なのに」と内心申し訳なく思うが、もちろんそんな事はおくびにも出さず真剣に受講いたしました、ええ。

 

レッスンが終わってスタジオを出てから、先生が近づいて来られて「今日はありがとうございます。よく動けてはったから嬉しかったですわぁ。次もぜひいらしてくださいね」とおっしゃった。

恐縮千万なり。

「はい、仕事が休みの時は入らせて頂きます」と予防線を張る(何のために?)。

 

次のヨガのレッスンを受けて2軒のお店でダーッと買い物を済ませ、ざるそばを食べて父のところへ向かう。道中でコーナン(ホームセンター)に寄って黒いガムテープを入手する。

 

前はいつ行ったんだろう?スマホの写真で確かめたらもう9日も経ってるんだ。

早い、時間が経つのが早過ぎる。私にとってはすごく早く感じる日々の時間の経過だけれど、父はどうなんだろう。

 

前回会った時に父の社長椅子を修理したけれど、やっぱり肘当ての部分の合皮のカットクロスが剝がれかけている。スタッフさんがしてくださったのか、セロテープでとめてあった(笑)。後頭部が当たるところは貼った時のまま健在だった。

 

 

ukahodo.hatenablog.com

 

前回背もたれにTシャツを被せようと目論んでいたにも関わらず、持参するのを忘れていたので今日被せておいた。元々は父が以前手首を骨折した時、リハビリに通う用に私が買ったTシャツで、父が「もう要らん」というので持って帰って捨てようと思ったけれど、ケチな私は捨てきれずにいた物だ。

 

ガタイの良い人が無理して小さなサイズ着てます風になってしまった。
パツパツな上に寸足らず。でも何か可愛い。

 

肘当ては黒いガムテープを巻いてみたが、
何かかわいそうな感じがそこはかとなく漂ってくるのは気のせいですか?

 

肘当てにガムテープをグルグル巻きにしている最中に、「キンコンカンコンキン♪キンコンカンコンキン」とスマホが鳴り響く。ふたりで「何?何?」とキョロキョロとうろたえる。「大阪880万人訓練」の告知だった。

 

うん、それが大切なのは解りますし、とても重要な事だとは承知しております。でも今は手が離せないの。ガムテープがとんでもない事になってしまう。

そのせいとは言わないけれど、巻き終わった後の醸し出す貧乏くささ もとい 物を大事にしてます風を高らかに主張していて、うむむ…となる。

 

座面は破れたままなのだけれど、父が申すに「タオルかけてるからもうこれでいい」と。肘当てのグルグル巻きを見て内心「あかん、これはあかんやつや」と思ったのではないだろうか…。

 

私の中では父は100歳以上生きる予定なので、この社長椅子がどうしてもあかんようになった時はまた兄に買わせるつもりです、はい。